今回は、約2年間放置された頑固カビを対象に、市販のジェル型カビ取り剤を使用して実験しました。
強力なジェルタイプのカビ取り剤を探されている方は、きっと本題のカビ取り一発を選ばれると思います。
値段的にもお試ししやすい商品です。
今回のターゲットは2年間放置したコーキングのカビ。
カビ取り一発を塗って約3時間。
結果として、表面の軽度なカビは除去できましたが、根深く黒ずんだカビは残存しました。
使用方法のコツから、使用上の注意まで詳しく解説します。
カビを放置するとどうなる?

カビは時間が経つほど、以下のような悪影響を及ぼします。
- ゴムやパッキンの奥深くまで浸食
- 素材の変色・劣化の原因
- 除去に時間と労力がかかる
- 強い洗剤が必要になり、さらなる劣化リスク
今回の経験からも、カビは早期発見・早期対処が鉄則だと痛感しました。
後述しますが、カビ取り剤も素材を痛める原因になります。
だからこそ、早めの対処が必要ですよ。
カビ取り一発の実験結果の詳細

カビ取り一発塗布して3時間後、実際にこんな仕上がりになりました。
根深いカビが点で残っていますが、ほぼほぼ目立たないレベルまで美観は改善しました。
- 表面に付着したカビ → ほぼ除去成功
- 黒く根付いたカビ → 落ちきらず一部残存
- 放置時間 → 約3時間
一度での完全除去は難しく、数回繰り返すか、早めに対応するのが理想という結果になりました。
使用方法のコツ

ここでは使い方のコツをおつたえします。
ジェルはタップり塗布します、ジェルといえども時間が経過すると、垂れてきます。
時々様子をみて、垂れたジェルをブラシで戻します。
決してブラシで擦らないでください。
カビは傷から深く入り込みます。
サランラップで湿布をするとジェルが垂れず、乾くこともないのでお勧めです。

作業時は11月でしたが、換気扇が回っているだけで、ジェルが乾きます。
臭いはほとんどないので、空気が乾燥する要素はシャットアウトしましょう。
早めのカビ対策がゴムを守る理由

結果的にはカビが点で残る結果になりました。
やはりカビは早い対処が必要です。
- 発生初期なら、30分程度の放置で十分除去可能
- 放置期間が長いと、強力な漂白剤が必要
- ゴムパッキンの寿命を縮めないためにも、短時間・小まめな対応が最適
日常的にできる予防策。
- 入浴後は水分を拭き取り、換気扇を2〜3時間回す
- 月1回の軽いカビ取りジェル使用で再発防止
ゴムパッキン用ジェル型カビ取り剤【徹底比較】
以下は、主要な浴室ゴムパッキン用ジェル型カビ取り剤の比較表です。
| 製品名 | 放置時間目安 | 特徴 | 価格帯 | 評価(★5) |
|---|---|---|---|---|
| カビキラー ジェル | 30分〜1時間 | 定番ブランド。ノズル式で使いやすい | 500〜700円 | ★★★★☆ |
| かびとり一発 | 30分〜2時間 | 高粘度で密着力が高く頑固カビに強い | 700〜900円 | ★★★★★ |
| 強力カビハイター | 30分〜1時間 | 漂白力強め。やや刺激臭あり | 600〜800円 | ★★★★☆ |
| ジェルタイプ カビとり職人 | 1〜3時間 | 長時間密着型。深く根付いたカビ向け | 800〜1,000円 | ★★★★☆ |
選び方のポイント
- 粘度が高いほど液だれしにくく、浴室天井やパッキンに◎
- 放置時間が長いタイプは頑固カビ向け、短時間型は日常メンテ向け
- ゴムを傷めないか確認(塩素濃度が強すぎるものは注意)
まとめ
今回の検証では、2年間放置された頑固カビは一度では完全に落ちませんでしたが、部分的な改善は可能でした。
結論として、「カビは早期対応が命」。
ジェル型カビ取り剤は、液だれしにくく、浴室ゴムパッキンに最も適したカビ取り剤といえます。
- 古いカビは一度で完全除去は困難
- 早めに対応すれば、ゴムへの負担を減らしつつキレイを維持可能
- ジェル型は液だれせず、ピンポイントのカビ取りに最適
- 繰り返し短時間で行う方が素材にも安全



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