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油汚れ用の洗剤は、世の中に千とあります。
でも、「落ちる」ことと「安全」であること。その両方を満たしている洗剤は、どれだけあるでしょうか。
掃除屋歴20年。ビルクリーニング技能士として現場でさまざまな洗剤を使ってきた私が、自宅でも使い続けているのが、業務用の油汚れ洗剤「ディグリーザーX」です。
- 強アルカリに頼らず、なぜ油が落ちるのか
- 本体8,000円は、希釈すると実際いくらなのか
- 子供5人の我が家の「無垢床・コンロ周り・食卓」での使い方
- IHのコゲ落としは、どこまで落ちるのか
- 拭いたタオルが「さらっと」洗える理由
素材に優しく、ニオイが少なく、希釈すれば1回あたり数円〜数十円。
「安全性を妥協せずに油汚れを落としたい人」向けの洗剤です。
ディグリーザーXとは?
ディグリーザーXは、厨房の油汚れ用に作られた濃縮タイプの洗剤です。特徴は3つあります。
- 苛性ソーダ・強力なアルカリビルダーを使っていない
- 「電解クリーニングテクノロジー」で、油を素材から引き離して落とす
- 超低臭性(食品工場やハウスクリーニングでも使われる)
従来の油汚れ洗剤では、こんなトラブルが起きがちでした。
- 掃除したら塗装が剥がれた
- 素材が変色した
- 乾いた後が白くなった(白化)
ディグリーザーXは、塗装やステンレスへの攻撃性が低く、こうしたトラブルを防ぎます。しかもpH9.5でありながら、強アルカリ洗剤を凌ぐ洗浄力があります。
落ちるのに、リスクが低い。
ここが、この洗剤の一番の特徴です。
8,000円は高い?希釈したコスパを計算してみた
ディグリーザーXは濃縮タイプ。1ガロン(約3.785L)で約8,000円で、汚れに応じて薄めて使います。
| 汚れの程度 | 希釈倍率 | 1ガロンから作れる量 | 完成液1Lあたり | 500mlスプレー1本 |
|---|---|---|---|---|
| 軽い汚れ | 200倍 | 約757L | 約11円 | 約5円 |
| 軽い汚れ 我が家の普段使い |
100倍 | 約379L | 約21円 | 約11円 |
| 軽い汚れ | 50倍 | 約189L | 約42円 | 約21円 |
| 中程度 | 30倍 | 約114L | 約70円 | 約35円 |
| 酷い汚れ | 10倍 | 約38L | 約211円 | 約106円 |
| 酷い汚れ | 5倍 | 約19L | 約423円 | 約211円 |
※価格は2026年10月時点・本体8,000円で計算した目安です。公式の希釈目安は、軽い汚れ50〜200倍/中程度30〜50倍/酷い汚れ5〜30倍。
1ガロンで約379Lの洗剤液が作れます。
8,000円という本体価格だけを見ると高く感じますが、使う量で考えると、市販の洗剤とほぼ変わらない水準です。
我が家の実例|子供5人の「ベタベタ・油はね」にどう使っているか
ここからは、実際に我が家でどう使っているかを紹介します。
実例①:素足で歩く無垢床のベタつき
我が家は子供が5人。全員が素足で歩くので、無垢の床は足裏の皮脂でどうしてもベタベタになります。
無垢材は、強アルカリの洗剤が苦手な素材。我が家の床はウレタン仕上げですが、それでも洗剤選びには気を使います。
- 100倍に希釈してスプレー
- タオルで拭き取る
- 仕上げに水拭き
強アルカリに頼らない設計なので、床の仕上げ面を傷めにくいと考えています。
床の仕上げ(ウレタン・オイル・無塗装)で結果は変わります。必ず目立たない場所で試してから使ってください。特にオイル仕上げや無塗装の床は、事前テストを徹底してください。
実例②:揚げ物好きの子供たち、調理後のコンロ周り
うちの子供たちは揚げ物が大好き。調理後のコンロ周りは、油が飛び散って大変なことになります。
ここも100倍をスプレーして拭き取り、水拭きで仕上げるだけです。
実例③:食卓と、焼肉のあとの周り
食卓も、焼肉をしたあとの周りも、ディグリーザーXで拭いています。
焼肉のあとは、テーブルも床も油とタレでベタベタ。スプレーして拭き取り、最後は水拭きで仕上げます。
日常の油汚れは、スプレーして拭くだけ。仕上げは水拭き。手間がかからないから、毎日続けられます。
実例④:一番ハードな汚れ「IHのコゲ落とし」
日常の油汚れは楽に落ちます。では、ハードな汚れはどうでしょうか。IHクッキングヒーターのこびりついたコゲで試しました。
- 希釈倍率:5倍
- 放置時間:6時間
- 拭き取り方法:水ぶき
正直に書きます。時間はかかります。ここまで来てしまった汚れに、即効性はありません。
ただ、落とすだけの実力はあります。そして、素材にダメージを与えません。
「時間はかかっても、素材は守りたい」という人には、この洗剤が向いています。
拭いたタオルは再利用できる?
洗剤選びで見落とされがちなのが、拭いた後のタオルです。
ディグリーザーXで拭いたタオルは、水ですすぐと、油がさらっと抜けていきます。ベタつきが残らないので、何度でも使い回せます。
基本の使い方
- 汚れに直接スプレーする
- かたく絞ったタオルで拭き取る
- 床や食卓など、肌や食べ物に近い場所は仕上げに水拭き
向かない使い方・注意点
- 「放置すれば勝手に落ちる魔法の洗剤」ではありません。固着した汚れは時間と手間がかかります
- デリケートな素材は、必ず目立たない場所で試してから
- 子供の手の届かない場所に保管してください
- 「危険マークが付いていない=完全に無害」ではありません。用途を守って使ってください
まとめ
- 強アルカリに頼らないから、素材に優しい
- 超低臭で、家庭でもプロの現場でも使える
- 希釈すれば、100倍で500mlスプレー1本が約11円
- 拭いたタオルが、さらっと洗える
「安全性を妥協せずに、油汚れを落としたい」という人は、一度試してみてください。



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