キッチンを使い始めてしばらくすると、
シンクの内側にうっすら白いくもりや輪ジミが出てきませんか?
これは水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムが固まった水垢です。
放っておくとどんどん固着し、スポンジでは落ちなくなります。
そこで今回使ってみたのが、「酸性ヌリッパー」という酸性の洗剤。
市販のサンポールではなく、あえて酸性ヌリッパーを選んだ理由と、実際の使用結果をレビューします。
なぜサンポールではなく酸性ヌリッパーなのか?

「酸性ならサンポールでも落ちるのでは?」と思う方も多いと思います。
確かにサンポールも酸性ですが、トイレ用の強酸性洗剤。
家庭用のステンレスや水栓まわりには刺激が強すぎるのです。
サンポールには塩酸が使われており、
・ステンレス表面のヘアライン仕上げを傷める
・水栓金具のメッキを曇らせる
・ゴムパッキンやシーリング材を劣化させる
などのリスクがあります。
一方、酸性ヌリッパーはスルファミン酸ベース。
酸の力はしっかりありながらも、金属や建材を痛めにくい設計になっています。
プロの清掃現場でも「素材に優しい酸性洗剤」として使われており、新しいステンレスシンクにも安心して使えるのが大きな違いです。
実際に使ってみた手順

準備したもの
- 酸性ヌリッパー
- ゴム手袋
- スポンジまたはメラミンスポンジ
- 拭き取り用のタオル
使い方:
- シンクを軽く水で湿らせる
- 水垢のある部分に酸性ヌリッパーを直接ぬる
- 2〜3分放置(乾かさないよう注意)
- スポンジでこすり、水でしっかり洗い流す
- 乾いたタオルで拭き上げて完了!
ジェル状なので垂れにくく、縦面の水栓まわりにもぬりやすいです。
使用前と使用後

Before:全体が白くくすみ、水はけが悪い状態。
After:くすみが消え、ステンレス本来のツヤがよみがえりました。
特に水栓の根元や排水口まわりの白い輪ジミが、力を入れずにスルッと落ちたのには驚きです。
新しいキッチンにもおすすめできる理由
最近のステンレスキッチンは表面仕上げが繊細で、強い酸や研磨剤を使うとすぐに光沢が失われてしまいます。
酸性ヌリッパーは、塩酸を使わないマイルドな酸性でありながら、水垢やカルシウム汚れには確実に反応。
建材を守りながら、しっかり結果を出せるのが魅力です。
また、低臭タイプなので、キッチンでも使いやすく、作業中にツンとくるニオイがほとんどありません。
使用後の印象まとめ
| 評価項目 | 感想 |
|---|---|
| 洗浄力 | 水垢が短時間でしっかり除去できた |
| ニオイ | 酸臭は控えめで扱いやすい |
| 素材への優しさ | ステンレス・水栓金具ともに変色なし |
| 操作性 | ジェル状で塗りやすく垂れにくい |
| コスパ | プロ品質ながら家庭でも長く使える |
まとめ|素材を傷めずにシンクを長くきれいに
| 製品名 | 酸性ヌリッパー |
|---|---|
| タイプ | 酸性(水垢・尿石用) |
| 主成分 | スルファミン酸(塩酸不使用) |
| 特徴 | 粘性あり・低臭・素材に優しい |
| 使用箇所 | ステンレス・陶器・洗面台・トイレなど |
| 注意点 | 塩素系漂白剤と混ぜない |
サンポールでは強すぎて素材を傷めるリスクがありますが、酸性ヌリッパーなら、新しいシンクでも安心して使える酸の力。
「ピカピカなキッチンを長く保ちたい」
「でも強すぎる洗剤は怖い」という人にぴったりの1本です。



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