【口コミ徹底比較】カビクリア vs アズマジック カビ取り洗剤 ~放置30分でどこまで違う?~

アズマジックカビ取り剤比較 カビ対策

そして最近じわじわと支持を集めているプロ推奨強力洗剤「アズマジックのカビ取り洗剤」。

「アズマジックのカビ取り洗剤」はプロ推奨と言われるだけの実力があるのか?

ということで、清掃業界では定番中の定番、業務用のシーバイエス カビクリアと比較しました。

今回はこの2種類を実際に使い比べ、散布直後~30分経過での結果をレポートします。

風呂の壁面を2区画に区切ってテストしました。

結論から言うと、**この2つは「対立する商品」ではなく「使い分けるべき商品」**でした。

口コミでよく見る疑問に先に答えます

アズマジックカビ取り剤

記事の本題に入る前に、ネット上の口コミや検索でよく見かける疑問に先にまとめて回答しておきます。

  • Q. アズマジックって匂いはきつい? A. 塩素臭は控えめで、室内での作業負担は小さめです。(詳細は後述)
  • Q. カビクリアは壁で垂れる? A. 垂直面ではかなり流れ落ちます。対象より高い位置から巻くのがコツです。
  • Q. 放置時間30分でどこまで落ちる? A. コーキングの黒カビまで落ちたのはアズマジックでした。詳しい検証結果は後半で解説します。
  • Q. コーキングのカビにも効く? A. アズマジックは効きました。カビクリアは目立った変化なしでした。

ここから、実際の検証内容を詳しく見ていきます。

商品スペックのおさらい

シーバイエス カビクリアアズマジック カビ取り洗剤
容量5L400ml
価格帯約5,000円約1,000円
換算単価(1Lあたり)約1,000円/L約2,500円/L
泡質粗めの泡きめ細かい泡
着地後の挙動垂直面ではどんどん流れるジェル状になりピタッと止まる

本体価格だけ見るとアズマジックの方が安く感じますが、容量が400mlとカビクリアの13分の1程度しかないため、1Lあたりの単価で比較するとアズマジックの方が2.5倍ほど高いのが実態です。

つまり「アズマジックの方が安い」という単純な話ではなく、コスパを求めているかたは注意が必要です。

少量でピンポイントに使う設計の洗剤だと理解しておく必要があります。

散布直後(初動)の違い

アズマジックカビ取り剤比較

カビクリアは泡で出てくるものの、垂直面・壁面ではすぐに流れ落ちていきます

そのため、対象箇所そのものよりも高い位置から巻いて、垂れてくる分を計算に入れて使う必要があります。

これを知らずに対象箇所だけに吹き付けると、薬剤が流れ落ちてしまい効果が薄くなり、結果的に何度も吹き直すことになってコスパが悪化します。

一方のアズマジックは、着地した瞬間に緑色のジェル状になってその場でピタッと止まるのが特徴です。

狙った場所にとどまってくれるため、無駄がありません。

  • 泡タイプはすぐに流れる
  • アズマジックのジェルタイプは、その場に止まる

途中経過(30分後)の違い

アズマジックカビ取り剤比較

この画像が30分放置したもので、ここが面白いポイントです。

カビクリアは流れ落ちる性質を逆手に取り、壁面全体にたっぷりと吹きかけて放置しておくと、流れ落ちながら壁全体を薬剤が伝っていくため、結果的に壁全体がきれいになるという副次効果があります。

「流れる」という一見デメリットに見える性質が、面全体の処理という点ではメリットに転じるわけです。

アズマジックはとにかく止まる性質が強いため、流れて広がることを期待できません。

きれいにするには塗布した箇所しか効果が及ばないため、全面をきれいにしたい場合は最初から全面にムラなく塗布する必要があります。

一方でカビクリアは、流れ落ちる性質ゆえに放置中の乾燥が気になるところです。

垂直面では薬剤がどんどん下に流れていくため、時間の経過とともに壁面に残る薬剤量が薄くなり、30分の放置時間中ずっと十分な濃度でカビに接触し続けているとは限りません。

面処理には向く一方、「規定の放置時間、しっかり密着させ続けたい」という用途では若干の心もとなさがあります。

まとめ:どちらが優れているかではなく「使い分け」が正解

シーンおすすめ
壁一面など広範囲のカビを効率よく処理したいカビクリア(流れを利用して面処理)
ピンポイントの黒カビ・目地など狙った箇所を集中処理したいアズマジック(ピタッと止まって密着)
コストを抑えつつ細かい箇所を丁寧に処理したいアズマジック
プロ現場で広い面積を一気に片付けたいカビクリア

「流れることで面全体を洗浄できる」というカビクリアの特性は、広範囲処理においては無駄ではなく効率です。

逆にアズマジックの「その場で止まる」特性は、ピンポイント処理においては薬剤のロスがなく合理的です。

現場の状況に応じて、この2つを使い分けるのが最もコストパフォーマンスの良い選択と言えそうです。

【検証結果編】実際にどこまで落ちたか

アズマジックカビ取り剤比較

30分経過後、実際に洗い流して仕上がりを確認しました。

壁面のカビは両方とも落ちましたが、大きな違いがでたのは、コーキング部分です。

ここからが本題です。

コーキング(シーリング材)のカビへの効果

樹脂部分やタイルの目地程度のカビであれば、正直どちらの洗剤でもある程度は落ちます。

しかし浴室のコーキング(シーリング材)に根を張ったカビは話が別で、通常は専用のジェルタイプ洗剤を用意しないと落ちない、清掃業者にとっても厄介な部類の汚れです。

作業前

アズマジックカビ取り剤比較

作業中(アズマジック塗布後)

アズマジックカビ取り剤比較

作業後

アズマジックカビ取り剤比較

結果は明確に差が出ました。

  • アズマジック:コーキングのカビまでしっかり落ちた
  • カビクリア:目立った変化はなし

1Lあたりの単価では割高なアズマジックですが、専用のコーキング用ジェル剤をわざわざ別に買い足す必要がないと考えれば、コーキング周りに限っては十分にコスパが見合っていると言えます。

以前コーキング専用のカビ取り一発でこのカビに対峙しましましたが、落ち切らず・・・

コーキング専用ジェルを使った記録はこちらへ

アズマジックはコーキングに対してここまで効果的とは思いもしませんでした。

400mlという容量も、壁一面ではなくコーキングや目地などの局所処理を前提にしたサイズと考えれば納得です。

天井への吹き付けテスト

アズマジックカビ取り剤比較

垂直の壁だけでなく、天井(下向きの面)に吹きかけた場合の挙動も試しました。

  • カビクリア:天井でも構わず流れ落ちてくる
  • アズマジック:天井に吹きかけても流れ落ちてこない。その場にとどまり続ける

重力に逆らう天井面でもジェル状のまま定着し続けるのは、アズマジックの粘着性の強さを裏付ける結果でした。

垂直面だけでなく天井のような難所でも扱いやすいのは、作業性の面で大きなアドバンテージです。

匂い・作業性・洗い流しやすさ

カビ取り剤につきものの塩素臭がアズマジックは控えめで、室内での作業負担が小さいのも好印象でした。

またジェルタイプというと洗い流しにくいイメージがありますが、実際は水をかければすぐに流れ落ち、アルカリ性洗剤特有のぬるぬるとした洗い上がりも残りませんでした

ジェル特有の「密着力の高さ」と、水洗いの「すすぎやすさ」を両立している点は評価できます。

最終結論:部位で使い分けるのが正解

ここまでの検証を踏まえると、「どちらが優れているか」ではなく「どこに使うか」で選ぶのが最も合理的だという結論に至りました。

  • 通常のカビ(壁面など広い範囲) → 市販の普通の「カビキラー」で十分 わざわざカビクリアやアズマジックのような専用性の高い洗剤を使わなくても、一般的な樹脂面のカビであれば市販のカビキラー等で問題なく落とせます。広い範囲をたっぷり吹きかけて使うなら、これが一番経済的です。
  • 垂れて欲しくない部分(樹脂部分以外・コーキングなど) → アズマジック コーキングなど、薬剤を流さずその場に密着させ続けたい箇所や、天井のような重力に逆らう場所に。ただし400mlと小容量のため、ユニットバス全面のような広い範囲に使うとあっという間になくなってしまいます。経済的に余裕があるなら全面に使うのも最強の選択ですが、コスパ良く運用したいなら気になる箇所だけに絞った「スポット使い」がおすすめです。

選ぶ際の共通の前提として、どちらもアルカリ性のタイプを選ぶことがポイントです。

中性・酸性タイプではカビへの分解力が弱く、今回のような結果は期待しづらくなります。

Amazonでアズマジックが月2,000件以上売れているのも、口コミで「全体を安く済ませる」用途ではなく「コーキングや目地などの局所を確実に仕上げたい」というニーズに応えているからだと考えると納得できます。

広い面は普通のカビキラーで、譲れない一点はアズマジックで、この使い分けが価格・性能ともに一番無駄のない選択と言えそうです。

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